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Mission 2 アプローチ
『け……い……』
俺の指の動きに、伊織が身体を捩る。
『それ……や――』
浅くて速い伊織の吐息が、耳をかすめる。
『やめていいの……?』
ツンと硬くなった彼女の胸の先端を舌でくすぐる。
『ダメ……ッ!』
誰も知らない伊織の『女』の顔。『女』の声。
『伊織……』
身体を小刻みに震わせて俺にしがみつく伊織をきつく抱き締めて、俺はゆっくりと彼女の膣内に自身を沈める。
『んーーー!』
『伊織、力抜いて……』
伊織の首筋に唇を這わすと、彼女が俺を締め付けた。
『……っく――。ダメ……だって――!』
彼女のなかは温かくて、柔らかくて、最高に気持ち良かった。
『そんな締めんな――』
軽く動いただけで伊織のなかが痙攣して、俺を刺激する。
このままずっと、伊織の中にいたい――。
そう思う反面、思いっきり突き上げたいとも思う。
今まで抱いた女に、そんなことを思ったことがなかった。イかせて、挿れて、イければ良かった。感じてる顔も、声も、さほど興味なかった。
『圭……』
名前を呼ばれただけでイきそうだなんて、初めてだった。
『伊織……』
頬を赤らめ、潤んだ瞳で見つめられたら、理性なんて一瞬で吹っ飛んだ。
『伊織……!』
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