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あんなに華奢だったのに大きくなった黒須の背中を触ると僕の中に不思議な安心感が湧き上がる。
散々キスをして口を離したあと黒須が笑った。
「先生、やっぱり本当はエッチなこと好きでしょ?」
体を押し付けながら楽しそうに聞いてくる。
「……嫌いな男がいるのか?」
「先生はもっとそういうのを前面に出した方がいいよ」
「……わかりにくい?」
僕が抱きつくと黒須は抱きしめてくれた。自分より高い温度を感じる。
「わかりにくいけど、先生はその方がいいかもね」
……一体どっちなんだろう?
手を引かれやっと靴を脱ぎ、部屋の中に入った。黒須は電気も点けずに僕をベッドに座らせ首筋にキスをしながら服を脱がしていく。
「高校の時からだけど先生見ながらいつもエッチな想像ばかりしてた」
「…………」
「先生って男とどんなセックスするのかなって」
黒須がベルトまではずそうとするのを止めようとした。
「……あっ……ちょ、ちょっと待ってっ……」
しかし黒須に足を抱え上げられ、逆にベッドの上に押し倒されてしまった。
「……あっ……」
簡単に僕をねじ伏せる手に手首を押さえつけられた。
「もう逃げないでね」
「…………」
「今日はシャワー浴びたら最後までしてもいいよね?」
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