うたカフェに閑古鳥が鳴いた日。

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部屋に入るとみんなは既に作業を始めていました。 「束ちゃん、それは強力粉だよ」 「ふぁ?薄力粉も強力粉も同じ小麦粉じゃないんでしゅか?」 「そっちは片栗粉だよ!」 瑞己梨しゃんとありすしゃんが束砂やんを監視している。 「みんなおはよー」 「遅い!!」 何食わぬ顔で重役出勤を決める瑞希に更紗やんがハリセン攻撃。 「あ、粉が飛んで行った。……計り直さなきゃ」 ハリセン攻撃の風圧で、でんさんが計っていたなんかの粉が飛んで行った。 「こっちの水あめは何につかうんでしたっけ?」 「それはあっちの粉に混ぜるやつですね」 「もう!かったいなー!!」 「こっちに製菓用のクルミがありますよー」 haoriさんとあめさんは大丈夫そうだがその側では、はろんさんがクルミを殻を割るところから始めて、まめたさんが袋に入ったクルミを渡している。 「束ちゃん、それはラー油だよ!」 「バニラエッセンスはこっち!!」 「あれ?」 「束砂さん、そっちはタバスコですよ!」 束やんの暴挙を瑞己梨しゃん、ありすしゃん、凛しゃんが止める。 「ミズキンダ、それは上白糖だよ?」 「ん?グラニュー糖じゃなくても作れるからいいじゃん」 「……手伝わなくて良いんですか?」 「面白いからもうちょっと見てから♪」 おおざっぱな瑞希を更紗やんが監視し、心配性な秋吉さんが男性陣に問いかけるが、五丁目さんが傍観者を決め込む。
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