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【用語事典】
[技術]
粒体:粒子状に変換可能な人体のこと。粒体化の目的は人体の粒子化による宇宙空間の迅速な移動にある。いわゆるワープは粒体化していないとできない。2070年代には粒子化までしかできなかったが後に粒子の再構築が可能になり実用化された。クイエーの見た3000年代の人類は全て粒体であった。
光体:光状人体のこと。宇宙空間の迅速な移動を目的に計画された。光体を構成する光は通常の光ではなく紅方遷移(光スペクトルが赤方遷移以上に遷移すること。赤方遷移とは遠ざかる光が赤色になること)光により構成されるので通常の光の速さに比べ2190倍となる。これは39光年先のトラピスト星系まで4時間で跳躍できる速度である。通常時の光体の色は人体同様だが暗闇では鈍い黒紅色となる。光体として登場するのは二名だけ。ある少年の実験の結果光体計画が中止されたためである。
電算容体:光体の背に付属している人型の装着具。演算装置の概念をアイコン化したもの。外観はAMUの一種のように見える。光体が宇宙空間で作業する時や種々の電算をする時に利用する。光体と電算容体は水と油理論(光スペクトルの波長の違いを利用した光の差別化)により一つに融合してしまうことは無い。
光合成:光体の精製することの通称。CDが光情報を音楽に変換するかのように人間情報を光に変換する。被験者はシリンダー内に固定される。成功すれば光体と光体時に利用可能な電算容体と円筒とが精製される。光体は精製、粒体及び組成体は生成である。
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