18.愛し青の戀人

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情報を得るために、命を狙うために、自分自身も命懸けで潜入するなんて…と、ゾッとした。 「不審そうな顔しはったら、誰でもそう思うわ」 「あ…すみません」 「ええのよ、正直で。先生の言わはるとおりの子やわぁ」 「先生?」 「もしもん時は、新選組が守ってくれますのやろ?あんたはんがいちばんよう知ってはるんやないの?」 このお姉さんの言うとおりだ。 新選組は必ずこの町を、わたしたちを守ってくれる。 それを忘れるなんて、みんなに叱られちゃうよね。 「新選組が嫌いじゃないんですか?」 「嫌う理由はあらしまへん」 ハッキリ、キッパリ、ビシッと言い切るもんだから。 なんか、カッコイイ! ついて行きます、アネゴ!って感じ。 わたし、この人、好きだ!! 明里さんといると、不安な気持ちも一発で吹っ飛ぶ。 きっとこの人は、物事を明るいほうから見れる人なのだ。 だから周りの人を元気にしてくれる。 「明里さん、もしかして新選組に恋人がいるんですか?」 「ふふふ~」 「誰?誰ですか?」 「ひ・み・つ」 「さっき言ってた先生って、誰のことですか?教えてくださいよ~」 明里さんって、サバサバしていてユーモアに溢れていて、とっても明るい。 見た目はクールビューティーなのに、意外や意外、お茶目で可愛らしい一面も。     
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