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さっきのキスのせいね。
変に意識しちゃうじゃない。
よりによって唇に…
一気に体温が上昇。
思い出して紅潮した顔を手で扇ぐ。
本人が目の前にいるもんだから全然冷めない。
からかわれただけなんだから、動揺することないのよ。
それにしても、江戸時代にキスがあったとは驚き。
昭和の戦後とか、もっと近代的なものかと思ってた。
「あの…土方さん、さっきは殴ってごめんなさい」
駆け寄り背伸びして、耳元で小さな声で伝えた。
それを見た沖田さんが、すかさず攻撃開始。
彼のイタズラ心に火がついたんだ。
「何、何です?」
「何でもねぇよ!」
「ねぇ、かれんちゃん、何て言ったの?」
「ちょっと…ははっ」
「クククッ…さっきの歳の顔といったら…」
「近藤さんっ!」
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