369人が本棚に入れています
本棚に追加
/868ページ
「そうか、そりゃありがたい」
「それより永倉さん、手も腰も完全に傷が癒えるまで、絶対にお稽古も仕事もダメですからね」
「分~かってるよっ!何回言うんだよ」
「約束ですよ?」
しつこく釘を刺す。
今度という今度は黙っているわけにはいかない。
すでに局長や土方さんにも直談判済みだ。
山南さんと山崎さんもわたしの意見に賛成してくれた。
「百歩譲って、剣術の指導は許可してもらったじゃない。かなりの譲歩だわ」
「はぁ…参ったな」
最初のコメントを投稿しよう!