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『生体感知機能に反応している異星人反応は馬車内に幼生体6匹。そして馬車外に成体3匹となります。外部から原始的機構で施錠されている事から、捕囚とされていると判断。マスターの推測に賛成いたします』
「ありがと。ただ匹は止めて人で。あと異星人じゃ無くて現地人にしとこうか。僕らの方が異邦者。異星人なわけだしね」
『はい。以後は現地文明生物の呼称、単位を修正します。ですが本船への報告書には規定名称を使わせていただきます。マイマスター。この後の行動をご指示いただけますか」
「戦力比ってどうなの。相手の方はこっちより結構大きいみたいだけど」
『現地人の武装は初期製鉄武器と推測されます。巨体から推測される衝撃力は、通常時の当機防御機能を超越しますが、戦闘モードであれば電磁障壁でガード可能です』
「この機体って確か全長45メートルの重機動兵器だよね。植民星大戦で使われてて、他の人達が乗ってたブレードタイプの元だかって」
『はい。当機ガイナスリュートは、先の大戦で活躍したガイナスブレードの機能実地試験型となります。正式量産機であるガイナスブレードの60%ほどの全高、機体重量、出力しかありませんが、十分にこの高重力惑星でも活動可能な機体となっています』
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