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「因みに、先程から他の者達は文字を選んでおる。これがその文字たちだ」
と神が言い、それと同時に神の背後に文字が4つ出てきた。
"殺" "透" "止" "映"
そして神が続ける。
「同じ文字は使えん。早い者勝ちだ。文字の能力に関しては、制限が設けられているが、その能力を選択してからでないと制限が分からぬ。さぁ汝の文字を選べ」
制限が分からない状態でより勝てそうな文字を選ぶ、か。
そして他の参加者よりも早く選択して行がなければならない、と。
考えろ。
そうこうしているうちに、"知"の文字が先ほどの4つの文字に加わった。
急がなければ選択肢が消えていく。
おっと。いいことを考えた。
「文字を決めました」
「さぁ言うが良い」
「"消"でお願いします」
「承知した」
神の発言と同時、俺の右手の甲に不思議な感覚がした。見ると、"消"が書かれている。
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