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「おーおー、お二人さん。朝から熱々だねー」
「「ほっとけ」」
こいつが龍崎太陽。厨ニ臭い名前なんだが正義感と伸長だけは人一倍。
「黙れノッポしばくぞ」
「チビが調子のんな」
「あ?これでも162センチあるからな!」
「それを世間ではチビと言うんだ」
「いや、しぐは149だから!」
「どっちも驚くほどチビじゃねえか!」
「去年と比べると2センチも伸びたから!」
「はい、ちび確定!」
「喧嘩してるとこ悪いけど遅刻するよ?」
「「やっべー急げ!」」
「ちょ、ちょっと待ってよー」
「セーフ!」
「ま、まにあったぁ」
「よっしゃあ!」
「あ、おはよう時雨ちゃん」
「おはよう鈴ちゃん!」
なんだっけ?あ!そうだ!佐藤鈴だ。時雨の友達だっけ?
「早速だけど、一時間目は体育だから着替えなきゃね」
「マジー?」
「マジ」
「オワター」
「はい。更衣室に入って着替えてねー」
先生の号令で各々が更衣室に入っていく。
「なぁ司。お前しぐと付き合ってんの?」
ドキリ
太陽の質問に緊張が走る。
「いや付き合ってないけど。なんで?」
「マジ?」
「おう」
「マジかー」
「なんなんだよ」
俺は体操着に着替える。そして更衣室を出ると、ちょうどしぐも出てきた。
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