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「 車田クンなら大丈夫だよ 全部きっちり処理してくれるから もう2度と彼奴らの顔を見る事は無いはずよ もちろん平和的にね 車田クンは殺したりしないわ 」 「 目ん玉握り潰しといてよく言うよ 」 「 … だって三刀さんが困った顔をしたから 私の前ではあんな顔をしないで 私は足手まといじゃないわ 私の前では困ら無いで 」 「 … えっとぉ トリサコだっけ 」 「 真月って呼んで 私も小夜って呼んでいい 私達同い年でしょ 」 「 … ああ じゃあ ま 真月 私に何の用だ 」  何なんだこの娘は、どうして私の心をかき乱す、私は独りでいいのに、誰かの為に困りたくなんかないから、それなら独りの方がいい、誰かを巻き込みたくなんかない、臆病者なのだ。なのに真月は( 私の前では困らないで )と言う。 「 小夜 私ね 高校を卒業したら出版社をやるの そして百目奇譚(ひゃくめきたん)っていうオカルト誌を出版するの UMAとか妖怪とか宇宙人とかの都市伝説を解き明かすのよ その第一弾が渋谷のデンジャークイーン三刀小夜あなたよ 」 「 いや 私は未確認生物でも妖怪でも都市伝説でもないぞ 保護観察中でしっかり観察されてるから 」 「 とにかく密着取材よ とりあえず同棲しましょ 」 「 ど ど 同棲って何言ってんだ 」     
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