第一章 前書き

1/2
117人が本棚に入れています
本棚に追加
/290ページ

第一章 前書き

有希子はバツイチで3歳になる女児が1人居る。 子供は故郷の自分の両親に預けて、有希子は大阪で単身で生活している。 昼間はピザ屋の店員を夜は北新地のクラブでホステスを しながら生計を立て故郷の両親に養育費を送金しながら 慎ましやかな生活をしている。 有希子は25才で五歳上の会社員と結婚して翌々年に女児を 出産するも夫の浮気とDVが原因で、出産直後に離婚している。 ピザ屋の仕事を終えると急いでマンションに帰り シャワーを浴びてクラブの出勤支度にはいる。 店に入る前に行き付けの美容院でヘアーメイクを施し クラブホステスに大変身する。 一方の永澤諒は亜津子と言う本妻が居て、某組織の若頭を 努めている。 本妻の亜津子もミナミでラウンジを経営して 永澤諒も表向きは土建屋の社長である。 永澤には右腕とも言われてる本部長の大和龍二が着いて居る。 永澤を慕って若い衆の須藤、岡本、垣沢と言う三人衆が守りを固めて居るのだ。
/290ページ

最初のコメントを投稿しよう!