27歳、会えなくても

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「一ヵ月って……連絡は?」 「三日に一度はくれるよ。 それで生存確認してる」 相変わらず淡泊なメッセージだが、今はそれだけでもいいと思ってる自分がいる。 「三日に一度って! ちょっとそれだいぶありえないです」 由希の呆れた顔が刺さる。 「でも、仕事が忙しいんだから仕方ないよ」 「それは先輩だって一緒じゃないですか。 お互い様って言うけど、先輩はどんなに忙しくてもマメに連絡してるでしょ。 彼と圧倒的に違うのはそこですよ。 先輩、気付いてます? 仕事中も彼からの連絡をこまめにチェックしてること。 その時の悲しそうな顔を見る度、私は先輩が不憫でなりません」 察しがいいだけあって、抜け目ない由希の観察眼に百々子は少し戸惑う。
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