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昼休憩を早く済ませた百々子は息つく間もなくオフィスに戻った。
デスクに向かい合い仕事に没頭していると、
「月岡さん」
背後から優しく肩を叩かれた。
振り向くと、陽一が優しげな笑みを浮かべて立っていた。
「朝比奈主任……お疲れ様です」
「お疲れ様。
ちゃんと休憩とった?
戻って来るの早くない?」
「はい。
ちょっとやり残したことがあったので……」
本当は、すぐに片づけないといけない仕事ではなかった。
でも、今は何でもいいから何かに意識を持っていきたかった。
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