後悔という名の代償 Toru Miyase‐4

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「必ずしもやりたい仕事ができるわけではない。 そんなこと言わなくても、相良なら分かるだろ? 必要とされてる場所で結果を出すことが与えられた使命なら、それに全力を尽くすまでだよ」 「……」 相良が何も言わないことをいいことに、 透はテーブルを片付け始めた。 「……大丈夫か?」 ややあって、相良は振り絞るように透に尋ねる。 「ああ、大丈夫だよ。 まぁ長く進め過ぎていたせいで結構手こずったけど、 どうにかうまくたためそうなところまで、」 「バカ、宮瀬がだよ」 相良の台詞にどきっとして、透はパソコンを閉じかけて手を止めた。
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