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日に日に空気が澄み切り、季節はあっという間に秋を迎えた。
気が付けば百々子と別れてから9ヵ月が経っていた。
「宮瀬、忙しいところ本当に申し訳ない。
たった今外注が入ったんだが、今すぐ向かってくれないだろうか」
その日、午後3時を過ぎた頃、
部長はひどく申し訳なさそうに一連の流れを説明した。
場所は二子玉川駅のすぐそばに建つビル。
その3階にある小さな広告デザイン事務所が依頼元だ。
社内SEを雇っていないため、IT環境に詳しい者が常駐しておらず、コンピューターのー不安定が続き、本来の業務に集中できなくて困っているとのことだった。
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