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すぐに百々子が置いていったものであることを悟った。
そしてもう一つ、綺麗にラッピングされた長方形の箱に目を引かれ、躊躇しつつも手に取ってみる。
まだ開封していないのか、真新しいままだ。
見た目から高級感が漂っていて、そこに光が集まるように輝いて見えた。
そっとリボンを解いて開くと、一通のメッセージカードが目に留まる。
どくんと、心臓が大きく脈打ち出す。
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HAPPYBIRTHDAY!
大好きな透へ。
いつまでも一緒にお祝いしようね
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百々子の字だった。
――もしかして、これ……。
いくつか頭を巡らせて、ようやくすべてが合点した。
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