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「ごめん。ずっと連絡しなくて。
本当に悪かったと思ってる」
透は自ら過ちに触れた。
避けていたわけではない。
長らくぶりに姿を現した透に何も触れてこなかったのは、二人の優しさだろう。
それでも、このまま優しさに甘えて見過ごすわけにはいかない。
「連絡を絶っていた俺を見捨てないでくれた二人には感謝してもしきれない。
ありがとう。そしてごめん」
今日の同窓会だって、本当はずっと前から二人が誘ってくれていた。
“みんな待ってるから帰ってこい”
そのメッセージにようやく気づいたのは、人生で一番泣いたあの夜。
このままではいけないと思い立った透は、すべてと向き合うため長らくぶりにプライベート用のスマホを開いた。
涼と真人からはしつこく電話やメールが届いていて、それらの履歴をたどるたび自分の浅はかさを思い知った。
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