屍女

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ボトンっと。何かが後ろから飛んで来て、ゾンビの机に乗っかった、 さっそく、来たか、今度は不良女子からの洗礼だ、 ねえ、あなた達、何か臭わない、、 藤城先生が振り返ると… きゃぁぁぁあ~、何それ、ネッ、ネズミよね、それって 先生、あの子腐った物が大好きみたいなんです、何度も注意したんですけど、拾って来ちゃうんですよ、 クスッ、クスッ、クスッ、… 捨てっ、捨てて、そんなの早く、お願い。 聞いたぁ、ゾンビ、先生が捨てて下さいって、でも窓から捨てては駄目よ、みんなが迷惑するから、裏庭の焼却炉迄捨てて来てぇ、、 裏庭の焼却炉、可哀想にな、裏庭の焼却炉って言ったら片道軽く5キロはあるぞ、戻って来る頃には授業は終わっている、でもこいつは行くだろうな、お決まりの台詞、[はい]と、[わかりました]と答えて、、 ふん、汚ないネズミ、、、お前達と一緒だな… なっ、なに、こいつ喋った、、しかも反抗的に、 そう言うとゾンビは死んだネズミを握りしめ、教室の真ん中に投げ捨てた。 きゃぁぁぁぁあああ~ 蚤、蛆、ダニ、そのネズミに集る害虫達、その腐った顔を見るのもいい加減に飽、そのネズミを喰ったらさっさと消えろ、、 こっ、こいつ、調子に乗りやがって… やめなよ、今はまずいよ、授業中でしょ、 あのやろう、授業が終わったら、地獄を見せてやる、… ふん、お前ら害虫がどう私に地獄を見せると言うの、顔はゴキブリで、脳ミソは蛆虫以下、せいぜいスリッパで叩かれないよう、注意する事ね、 なんだこいつ、さっきとは別人じゃないか、、どうしてこんなにあいつらを煽る、これ以上言ったら本当に死ぬぞ、 [けっ、けっ、けっ、お前らのかあちゃん、出べそ、] はっ、間違えた、蝿にはへそはないわね、 てめえっ、、ふざけんなぁぁぁああああ~
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