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ちなみに Harumiさんはれっきととした男性だ。女性みたいな名前だが今時この時代では珍しくもない。 「何か飲む?」 「え…あ、じゃあコーヒーで」 「オッケー」 そう言ってタブレットでコーヒーを注文してるHarumiさんに私は彼の正面の席に腰かけた。その時私はあるものが目に入った。 そのあるものとはHarumiさんの首に身につけているものだ。私の視線に気づいたのか、彼は手でそソレに触れた。 「これが気になる?」 「あっ…いや……」 「はは!別に隠してるわけじゃないよ。これはね僕がデザインしたオメガ専用の首輪なんだ」 「それじゃ、Harumiさんも……」
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