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「中也くんの想像通り、僕はオメガだよ。だからそんなに警戒しなくてもいいよ」 その言葉にビクッと肩が震えた。Harumiさんは性別、誕生日以外は非公開されていた。外見がオメガっぽく見えていても実際言われるまでは分からない。 そのせいか私は無意識に彼を警戒してしまったらしい。 「その…すみません…」 「いや、別に気にしてないよ。よくある事だしね」 その時、個室のドアが開きそこに現れたのはコーヒーが乗ったトレイを持ったウエイトレスだった。 彼女がコーヒーを置く動作を見ていた私にHarumiさんは言葉を続けた。 「普段は首輪なんてしないんだけど、ちょうど今日試作品が出来てね、今試してるところなんだよ」
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