許せない悪行と暴言の数々

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 以前、彼は「こんなネタの小説が書きたいんやけど、仕事が忙しくて書く時間無いねん」と僕にアドバイスを求めた。 「何やったら、原案と著者を分けて書いたろか?」という提案は気に入らなかったらしい。 「忙しいから書けんってのは最低の言い訳やで。まず仕事全部やめて貯金使い切るつもりで一冊小説書きあげや」  僕は、完結まで1冊書く事が、作家志望の登竜門という持論がある。  彼はフリーター、仕事をやめても次はある。  しかし、僕のアドバイスは彼には届かなかった。
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