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桜舞う
桜舞う時期に君に出会った、
僕は君を綺麗だと思った
「君は、どこのクラス?」
君は微笑んで
「私のクラスは____」
これが始まりだったんだ、
僕と君のクラスは一緒で、
少しづつ時間をかけて君のことを知ることが出来た
さくらが好きで、春という時期が好きなんだと
君は言った
「卒業式までにさくらが咲くといいな…」
と、僕は
「咲くさ、だってこんなにも暖かいんだから」
と言ったが、君はさみしそうな顔をして
「そうだよね…」
と、意味深な一言を残してその日は帰っていった
その日から君は来なくなってしまった…
下駄箱にあの手紙を残したまま____
今僕は君と出会った桜の木の下にいるよ
君の大好きな桜の木の下で
手紙だけ置いて去っていった
僕の最愛の人__
もう少ししたら僕も君の元へ行くからね
そしたらまた一緒に桜を見て
今度は絶対に君のことを離さないよ
桜の木は今日も君と僕のことを繋いでくれている
「今も、忘れないよ…僕は君のことが___」
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