1. 予習、フクシュウ

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1. 予習、フクシュウ

 月の出ている以外は特に明かりの無い夜の中。 暇だなぁと町を歩いていると、ふいに飛び込んだ目の前の世界に、ごくりと生唾を飲み込んだ。 集団が囲んで、一人をいじめてる…… ボクはにやけそうになるのを堪えた。 あぁ、ダメだ。 危険な衝動が、沸き上がる。 クズがクズらしく堕ちていくところが、見たい。 「ねぇ、混ぜてよ」
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