7人が本棚に入れています
本棚に追加
にたぁ、と笑った5人に、背筋がゾクッと粟立った。
「誰あんた」
顔もわからない薄そうなやつが言う。
「クラスメート」
「こいつに、恨みでもあんの」
ふくよかな体型が聞いた。
「ありまくるよ」
弱い人様に、寄ってたかるようなやつらだ。こいつらが、当然のように裁かれたらどれだけ気分がいいだろう?
僕は中心で叩かれていた弱そうな男に近づくと、まず、ばし、と右頬を殴って突き飛ばした。
「みんなにいじられて楽しい? 何、寝てるんだよ」
放っといてくれ、という目を向ける。
小汚ない髪や身体。
あぁ、イライラする。
最初のコメントを投稿しよう!