小説を書くということ

物語論

　僕はもっと、みんなに自由に書いて欲しい。

　設定とか気にしないで、構成もシンプルにして、なんだか良くわからないけど面白い。そんな物語を書きたいし、そんな物語を読みたい。

　もしくは、設定も構成も可能な限り複雑にして、読者を完全に置いていって欲しい。置いて行かれた読者が泣き出して、一旦読むのをやめるけど一年後にまた挑戦するような、無茶苦茶な物語が読みたい。

　僕は、自由な物語が書きたいし、読みたい。

　そして、皆にもそうして欲しい。

　同じような話を書かないで欲しい。自分の文章にあるかもしれない色をどこかで学んだような設定や構成で塗りつぶして、テンプレートから幾つかずらしたような理想的な物語を書かないで欲しい。

　もっと、楽しくやろうよ。こんだけ。