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桜舞い落ちる中、入学した私たち。
幼馴染の彼は幼稚園から高校までずっと一緒で。
毎日家の近くの公園で集合して、一緒に登校していたのはいつまでだったろう。いつからか急に離れてしまったけれど、
_____でも今は隣にいる気がしてならない。
この桜の木を見ると思い出してしまう。
だってここは、私たちの集合場所。
「ねぇママ!桜のはなびら!見て見て!!」
ちいさな手にのせられた花びらは、春の訪れを祝うように、ひらひらと舞い降りていった。
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