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『ねぇ、2万でフェラ。どう?』
『あ"?ウリはやってねぇ。他当たれ。』
暇潰しに寄っていたゲーセンで声を掛けられた。
振り返った先には30代半ばの長身の男。
見知らぬオッサンに誘われることなんか初めてじゃなかったし興味もない。
適当にあしらってその場を去ろうとしたその時、グイッと腕を捕まれた。
『なら5万。フェラだけ、本番はなし。』
『破格だよ?』そう言って下卑た笑みを浮かべ倍以上の値段を提示してくる男。
『・・・フェラ、するほう?されるほう?』
ウリやってるやつが聞いたら一も二もなく飛び付くであろう金額に、悪くないななんて思う。
ゲーセンで軽くなった財布。
それを満たすどころか、当分は遊べそうな金額に釣られる。
でも、するほうならお断り。
何が楽しくて男のチンコなんかしゃぶるか。
『君がされるほう。どう?』
『・・・OK。便所行こうぜ。』
顎で便所のあるほうを示せば、男はニヤッと笑った。
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