第十章 朱火定奇譚 ごちそうさま 二

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「モモコ!自分だけ逃げようとしているな!」 「キャイン!ワンワワン」  モモコも朱火定が欲しいと言っている。  百年経っても、変わらないものもある。  俺は家に帰ると、志摩の手に飛び込み、一日の出来事を話してしまうのだ。 朱火定奇譚 終
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