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空き教室に連れていかれた響は未だにぼーっとしているため、男が響の鞄からヒートの薬を取り出し、響に飲ませようとする。
｢君、口を開けてこれを飲むんだ。｣
｢？あー？｣
響はこてんと首を傾けながらも口を開けるという指示にとりあえず口を開けた。
｢は、早くこれを飲んでくれ！その匂いをどうにかしてくれないと、君を襲いたくなるんだっ！｣
首を傾ける可愛らしい動きに男の理性はぐらつくものの、なんとか耐え必死に響に薬を飲ませようとしている。
｢………？ちょーらい？｣
｢っ！｣
｢ふえっ？……んっ、ん。｣
モタモタしている響きに男はついにしびれを切らし、響の口に薬を入れ自分の口に含んだ水で流し込んだ。
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