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しばらくして響を離した尚は響を促して椅子に腰掛けた。 「響くん、君の事がずっと忘れられなかったんだ。初めて出会ったとき君は僕の運命だと思ったから。」 「はいっ!僕もあの時一瞬でこの人だって………///尚さんにまた出会えて嬉しいでんっ……あっ、なおさっ、んっ、んぅ、……」 くちゅくちゅと水音が空き教室に響く。 顔を真っ赤にして必死に訴える響に尚は我慢が効かなくなった。 ただでさえ発情期の香りが薬を飲んだとしても薄らと漂ってきて理性をぐらつかせていたのだから。 はぁはぁと呼吸を荒くする響を尚は再び抱きしめる。 「もうっ!こっちは今すぐにでも番たいって思ってるくらいなんだからそんな可愛いこと言わないでよ。」
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