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お互いが何故という顔をしてお互いを見つめる。 「なんでって顔してるけど、響くんはΩでしょ?」 「はい。え?あっ!えっ?だって………。」 何かに思い当たった響は混乱しながら状況を整理する。 「どうしたの?」 そんな響の様子に心配になった尚が響に尋ねる。 「あ、あのっ、今のって発情期が来たからぼーっとして熱くなったんですか?」 「?そうじゃないの?だって僕はαで、君に欲情したし……それに匂いで分かるよ。今も匂ってるよ。」 発情期の香りがすることを響に伝える尚は響は何を言っているのだろうという表情だ。 そんな尚の言葉を響は違った風に捉えたようで、見当違いの事を気にしている。 「え!?臭う?臭いですか?」 「?いい匂いだけど………。というか、今の話わかってる?」 流石に響が理解出来ていないことを把握した尚が響に確認する。 「えっとー………僕の発情期が来たのではないかっていうことですよね?あのっ、恥ずかしながら発情期が来たの初めてなので、分からなくて……。」 「そうだったんだ……。」 響から顔を逸らす尚に響は悲しい顔をする。 「やっぱり引きます?僕なかなか発情期来なくって………。」 「ううん。全然。逆に嬉しいくらい。」 「?どうしてですか?」 「だって、僕が響くんの初めて、貰えるかもしれないでしょ。」 「うぅ///はい///」 「響くん、ずっと好きでした。僕と付き合ってくれないかな?」 「///は、はいっ!」
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