45人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
いくらエルが人間の言葉を理解してるかも? と言っても本気で話しかけてるあたしはかなり痛い人間だ。
そして、案の定、お風呂からでそうにないエルに実力行使を考えた。
「え? きゃ──っ!」
そう、考えてた矢先、エルがあたしの袖をくわえ引っ張って、あたしは湯船に頭から突っ込むような状況になってしまった。
って、息! 息が出来ない──!?
「ぷわっ!」
ぐいっと体を持ち上げられて、湯船から顔が出た。瞬間、大きく息を吸い込んで生きてることを実感した。
「も、もうっ、エル!」
「おお! やっとこの体に戻れたぞ!」
「え?」
最初のコメントを投稿しよう!