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これでよしっと…
俺はビールを冷蔵庫へと戻すと、扉を閉める。
「…和真」
「うおっ…なんだ、啓吾か…どうした?」
突如声をかけられ、俺は肩を跳ねさせる。
「……あいつにいじめられてるのか?」
「……はい?あいつって…叔父さんのこと…?いじめられてはいないけど…」
「……何か疲れてるから…気になった」
啓吾は俺の変化に意外と敏感な所がある。
転校してきて最初に出来た友達だけど、こいつは見た目の強面に反してとても優しい。
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