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「ありがと、大丈夫だよ。悠一さんの構ってちゃんが半端なくて疲れてるのはいつも通りだから」
「……それ、大丈夫って言うのか…?」
「大丈夫だって。どちらかと言えばこの格好に気疲れしてるかな。いかにも素材云々にお金かかってそうだから破いたり傷つけたり出来ないからさ」
「ああ…これか…確かさっき手作りって…」
「そうそう。いつの間に作ってたんだろ、全然気づかなかったよ。でも俺作って貰っといて何だけど啓吾みたいな方がよかったなー。耳とか尻尾とか…ふわふわそう…」
「……触りたいか?」
「いいの?」
「……ああ、ほら…好きに触ればいい…」
少し身を屈めてくれる啓吾に俺はうきうきしながら手を伸ばした。
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