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「まず最初に材料を量ります」
「量る…?目分量じゃないの?」
「お菓子作りで、それはご法度だよ。量が少量でも違うと仕上がりに雲泥の差があるから、ちゃんとやろうね」
「……結構めんどいね…」
「でもちゃんとやれは失敗はしないから、頑張ろ」
材料の計量から早くも萎え始めている悠一さんを何とか俺は宥めて量って貰うことに。
「まずは…バター 100g」
「100…もうちょいか…よし…これでOK」
「次にグラニュー糖 80g」
「80……こんなもんか」
「う…」
拓真も目盛りを見て、こくこく頷いている。
よかった…面倒臭がっても、言えば叔父さんはちゃんとやってくれるんだ…。
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