叔父さんのお菓子デビュー 

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「出来た…」 「上出来、上出来。よく出来ました…な?拓真」 「じゅる…うん…」 焦げることもなく、綺麗に焼き上がったクッキーに拓真の口元からも涎が出る。 「お疲れ様、悠一さん。お茶入れるからゆっくりしてて」 「ふあーい…任せた…ガチで疲れた…俺…」 憔悴したようにフラフラ歩いていく悠一さんの後ろ姿に俺は苦笑いを浮かべながら、手伝ってくれる拓真と一緒にお茶の準備を始めた。  
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