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「んじゃ、かずくん準備終わったら俺のご飯よろしくー」
悠一さんは楽しそうに笑みを浮かべ、手をヒラヒラさせて俺の部屋から出ていった。
「兄ちゃ…ごはん…」
「あ、ああ…拓真か…。ご飯な、わかった。すぐ準備するから」
入れ違いに拓真が入って来て俺の足にくっついてくる。
お腹が減っているのか、珍しくおねだりしてきている。
軽く身支度整えて…鞄持って…
「…兄ちゃ…かお…まっか…ねつ…?」
「へ?!だ、大丈夫だよ。兄ちゃん超元気だから!拓真、リビング行こうな」
誤魔化すように俺は笑い、空いている手で拓真の手を引きリビングへと向かった。
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