お風呂のしあわせ

最後に塩湯に浸かって、肌がスベスベになったのを感じてお風呂を出た。

あとは家に帰って寝るだけだから、持ってきた着替えはグレーのスウェット上下。

服を着てドライヤーでパパッと髪の毛を乾かし、時計を見ると２１時ちょっと過ぎで、１時間くらいコミックを読んでから帰ることにした。

脱衣所を出て２階に上がると畳の間とカーペットの間の休憩所が広がっていて、本棚がずらーっと置いてあり、コミックもずらーっと並んでいる。

所々に、大きなクッションやハンモック、押入れのような秘密基地のようなベッドシェルフがあり、寛げるようになっている。

私は前回来たときに途中まで読んでいたコミックを探し、空いているベッドシェルフへ入った。

１畳ほどの２～３人は入れるくらいの広さで、家族やカップルが一緒に入ってちょうどいいくらい。

その中にもクッションが置いてあって、凭(もた)れながら、あるいは寝転びながら自分の部屋のようにでき、薄暗いのでこちら側と向こう側にちゃんとライトも付いている。