第2章 なんで

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第2章 なんで

いつもは君の家に誰かいるはずだけどいない。 確か君は生まれながらの心臓の病気だということを聞いていた。 嫌な予感がして近くの病院へと走り出していた。 受付の人に君のことを聞いた。 「705号室です。」 と言われた。 ここの病院で一番広い病室だ。 着いたらノックをして入った。 君はベットで辛そうに息をしている。 「大丈夫か」 俺は君の近くに行く。 「私は…もうっ長くない。ごめんねっ」 泣きながらそういう彼女に俺は 「そんなことを言うな。大丈夫だから」 君の姿が弱々しく息をするのもやっと。 最後の力を振り絞り 「本当に…っありがとう。大好きだよ」 ピーーーー 2017年9月24日 君は亡くなった。 もう、同じことを繰り返したくなかった。 「今までありがとう。また会おうな。きっといやずっと忘れない…」 俺は首を吊って君のところに飛び込んで行った
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