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「んっ、ん、ぅん……」
抵抗しようと思うのに体は完全に鈴木のキスを受け入れている。
のほほんとした見た目とは違う感情剥き出しの荒々しいキス……
どうしよぅ……
私、鈴木のキスを全身で感じてる……
容赦なく深くなるキスに体の力が、抜けてきてーーーー
その瞬間、漸く唇が開放され私は鈴木に抱き抱えられていた。
「ねぇ…今ので伝わった？俺が佐久ちゃんをどれだけ好きかって。」
十分すぎるほど伝わったけど……だからといって急に素直に認めたくない。
私が反応せずにいるとまだ分かんない？
と、耳に囁かれそのまま甘噛みされる。
「っ………」
「フッ、佐久ちゃん可愛い。耳、弱いんだね。」
「ちょ、ちょっと、変な事、言わないで……」
「俺だって男なんだよ。好きな子には色んな事がしたい。だからーーー」
再び両手で私の頬を包み込むと
「俺の事、ちゃんと見て欲しい。」
私は深くゆっくりと頷いた。
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