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レノ「このグランギニョルの成分はお前のとはまったく別モノだ。しっかりしろ」
クリシア「……はい」
ウィル「……(悔しさで顔をゆがめ)」
家を飛び出していくウィル。
レノ「おい、ウィル! 待て!」
26 同・スラム街~投棄場
空に曇天が広がり、雨が降ってくる。
息を切らして街を走っていくウィル。
ウィルM(モノローグ)「オレは何も、本当に何も知らなかった。街のことも、グランギ
ニョルも、アンドロイドも、母さんのことも、それから、オレ自身のことも……!」
× × ×(フラッシュ♯S16)
レノ「『MADE IN HEAVEN』って言って、唯一グランギニョルを相殺する物
質を生み出せるんだ。俺たちはその残りのパーツを探しててさ。ロバートはこの街で手
掛りを掴んだみたいなんだよ」
× × ×
ウィル「(ロバートの時計を見て)この男が探してた場所……!」
投棄場に到着し、廃棄物の山を見る。
ウィル「確か、この辺りで見た気が……」
そこにロバートが廃棄物を探す姿が重なるイメージ。
ウィル「待ってて……母さん!」
27 同・ウィルの家・居住スペース
レノとクリシアがジェシカの様子を見続けている。
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