第一話 「無知の街 ~The city of pollution~」

26/35
前へ
/103ページ
次へ
レノ「このグランギニョルの成分はお前のとはまったく別モノだ。しっかりしろ」 クリシア「……はい」 ウィル「……(悔しさで顔をゆがめ)」    家を飛び出していくウィル。 レノ「おい、ウィル! 待て!」 26 同・スラム街~投棄場    空に曇天が広がり、雨が降ってくる。    息を切らして街を走っていくウィル。 ウィルM(モノローグ)「オレは何も、本当に何も知らなかった。街のことも、グランギ  ニョルも、アンドロイドも、母さんのことも、それから、オレ自身のことも……!」    ×   ×   ×(フラッシュ♯S16) レノ「『MADE IN HEAVEN』って言って、唯一グランギニョルを相殺する物  質を生み出せるんだ。俺たちはその残りのパーツを探しててさ。ロバートはこの街で手  掛りを掴んだみたいなんだよ」    ×   ×   × ウィル「(ロバートの時計を見て)この男が探してた場所……!」    投棄場に到着し、廃棄物の山を見る。 ウィル「確か、この辺りで見た気が……」    そこにロバートが廃棄物を探す姿が重なるイメージ。 ウィル「待ってて……母さん!」 27 同・ウィルの家・居住スペース    レノとクリシアがジェシカの様子を見続けている。     
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加