1人が本棚に入れています
本棚に追加
/103ページ
廃棄物の山の中から、大きなダイヤルがついた金庫が現れる。
ウィル「なんだこれ!?」
今度は時計の針とダイヤルが連動して動き出し、その扉が開かれる!
ウィル「(中身を見て)……!」
30 同・スラム街
逃げるレノとクリシア、街角を曲がり身を潜め、TGを待つ。
レノ「今だ!」
レノはTGめがけ跳躍、エピタフィオスを叩きつけるが、TGはレノを弾き飛ば
す!
そのまま瓦礫の中に消えていくレノ。
クリシア「レノさん!」
クリシアも意を決し、とび蹴りをするが、敢え無く吹き飛ばされる。
クリシア「(壁に背中を打ち)ぐああっ!」
背中がショートし、肩から煙があがる。
瞳の瞳孔が開き、首をぐったりとして動かなくなってしまう。
瓦礫を掻き分け、現れるレノ。
レノ「くそ……万事休すか?」
ウィル(声)「もうやめてくれ!」
声の方を見ると、金色のアンドロイドの左腕――『MADE IN HEAVE
N』のパーツを持った泥だらけのウィルが。
レノ「ウィル、お前それ……!」
ウィル「(TGへ左腕を差出し)これで戻って!」
TGへじりじり距離を詰めていくウィル。
そんなウィルを黙って見つめるTG。
TGはゆっくり巨大な口を開け……。
最初のコメントを投稿しよう!