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レノ・アダマンズ(26)
アンドロイドを暴走させ、人間を怪物に変化させる寄生虫・グランギニョルの存在にいち早く気づき研究を始めた若き科学者で、その正体を追っている。既にグランギニョル研究の第一人者として世間に知られている。飄々とした性格だが、お人良し。余計なひと言やおせっかいで周囲に誤解を与える事もあるが、悪気はない。「ザックリ言うと~」が口癖。
製品番号に「MADE IN HEAVEN」のついたアンドロイドのパーツを探す。グランギニョルはこの「MADE IN HEAVEN」が組み込まれた武器でなければ完全に消滅させることができないため、研究に不可欠なのである。棺型ケースの中に収納されている武器「エピタフィオス」は、フォーンプラグ型の棍棒。これを相棒のアンドロイド、クリシアの心臓部(カム)へ突き刺す(プラグイン)ことでエネルギー刃が生成される。この刃はクリシアの「MADE IN HEAVEN」製のカムの能力が付与されており、グランギニョルを消滅させる力を持つ。「天国へ追放する」が決め台詞。棺型ケースとこの言葉は、彼なりにグランギニョルへ寄生された者たちへの弔いの意思を表している。
祖父・ハロルドがアンドロイド研究者だったため、子どもの頃からロボット工学を学び親しんできた。そのため知識は豊富。しかし、研究途中でアンドロイドが暴走する事故が起こり、祖父が巻き込まれ死亡。レノも襲われそうになるが、別のアンドロイドに助けられる。そのときのアンドロイドこそクリシアだった。以来、クリシアはレノの相棒となる。祖父と同じくアンドロイドは本当に「心」を持てるのか、その可能性を模索している。人間もアンドロイドでもその「心」を大切にしたいと思っている。
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