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その側の机で書類を書いているレノ。
その書類にはウィルの証明写真が。
レノ「よし。じゃあそろそろ……」
クリシア(声)「そ、そこは触っちゃイヤっ!」
レノ「……なんだ?」
34 同・医務室
クリシアを椅子に縛り付け、コアシールドを工具でいじっているハンナ。
クリシア「あはは……! くすぐったい!」
ハンナ「(いじりながら)クリシアってホント、ヘンなアンドロイドだよね……。なんで
ここいじってくすぐったいの?」
クリシア「しらな……あはは!」
ハンナ「一回分解してじっくり調べてみたいよ」
クリシア「それはダメ……あはははっ!」
そこへやって来るレノ。
レノ「(訝しげに)……何やってんだ?」
ハンナ「(気にせず作業を続け)こないだ派手に火ぃ吹いたから、念のため検査」
クリシア「もうダイジョ……あははははっ!」
レノ「(呆れ)えーとさ、新しいバイト紹介したいんだけど」
ハンナ「別にいいけど?」
クリシア「(荒い息)その前にこれ、ほどいてくださいよ!」
レノ「(扉の向こうへ)おーい、いいぞ」
レノの後ろの扉からやって来るウィル。
ウィル「えっと、今日からお世話になります。ウィル・ダスタードです。よろしくお願い
します」
ハンナ「ふーん、君が噂の」
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