1人が本棚に入れています
本棚に追加
レノ「何やってんだ、クリシア」
クリシア「レノさん! 私も何かお役に……」
レノ「持ち場に戻れ。お前には指示してないだろ」
クリシア「……はい、失礼しました」
と、しゅんとして戻っていくクリシア。
ウィルはお茶を配る。
ジョセフ「勝手な事をされると困るよねぇ、レノさん。使用人なら、人間よりアンドロイ
ドをオススメするよ。彼らは職務に忠実だ」
ウィル「クリシアはアンドロイドだ。オレは人間だけど」
ジョセフ「何?」
レノ「おい、お客さんになんて口聞いてんだ」
ウィル、無言でそのまま出て行く。
レノ「すいません、まだ新人なもので」
ジョセフ「女の方、アンドロイドだったのか?」
レノ「ええ、クリシアです」
ジョセフ「指示していない事をしてるのか!? 不良品じゃないか!」
レノ「(苦笑し)あれは特別なんで気にしないでください」
ジョセフ「(怪訝に)……あんなのが居て、ちゃんと検査できるんだろうな?」
レノ「ええ。ご安心ください、お任せを」
5 アダマンズ研究事務所・研究室
棺の中の道具を整理をしているクリシア。
エピタフィオスを装置の上へ置く。
レノ「メンテ終わったらそれ、しまっといて」
クリシア「はい」
レノとウィルは資料を整理している。
最初のコメントを投稿しよう!