第二話 「屋敷の従者たち ~My heart’s whereabouts~」

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レノ「何やってんだ、クリシア」 クリシア「レノさん! 私も何かお役に……」 レノ「持ち場に戻れ。お前には指示してないだろ」 クリシア「……はい、失礼しました」    と、しゅんとして戻っていくクリシア。    ウィルはお茶を配る。 ジョセフ「勝手な事をされると困るよねぇ、レノさん。使用人なら、人間よりアンドロイ  ドをオススメするよ。彼らは職務に忠実だ」 ウィル「クリシアはアンドロイドだ。オレは人間だけど」 ジョセフ「何?」 レノ「おい、お客さんになんて口聞いてんだ」 ウィル、無言でそのまま出て行く。 レノ「すいません、まだ新人なもので」 ジョセフ「女の方、アンドロイドだったのか?」 レノ「ええ、クリシアです」 ジョセフ「指示していない事をしてるのか!? 不良品じゃないか!」 レノ「(苦笑し)あれは特別なんで気にしないでください」 ジョセフ「(怪訝に)……あんなのが居て、ちゃんと検査できるんだろうな?」 レノ「ええ。ご安心ください、お任せを」 5 アダマンズ研究事務所・研究室    棺の中の道具を整理をしているクリシア。    エピタフィオスを装置の上へ置く。 レノ「メンテ終わったらそれ、しまっといて」 クリシア「はい」    レノとウィルは資料を整理している。     
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