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レノ「いいご身分だな」
ハンナ「でも、わがまま息子って世間では悪評が広がってて、誰も寄り付かないみたい。
ずっと広い屋敷に1人暮らし」
ウィル「まあ、あの性格じゃあな~」
ハンナ「代わりにジョセフが買ったのが、今回検査依頼のあった……」
6 ジョセフ邸・門
ハンナ(声)「9体のアンドロイドのメイドたち」
メイドたち「ようこそお客様。ご主人様の申しつけにより心を込めておもてなし致しま
す」
8体が横並び、お辞儀をする。
呆気に取られるレノ、クリシア、ウィル。
クリシア「(ひそひそ)すごい、息ピッタリです!」
レノ「(ひそひそ)でもおかしい。一体足りない」
そこへやって来るジョセフ。
ジョセフ「どうかな? ボクのメイドたちは」
レノ「え、ええ。素晴らしいですね。手入れもきちんとされていて、プログラムも優秀な
ようで」
ジョセフ「そうさ。おたくのポンコツとは別格だ」
クリシア「……え? 私のこと言ってます?」
レノ「はは。では早速検査していきますね」
と、クリシアの手を引き強引に連れて行く。
クリシア「(引っ張られながら)え? 私のこと?」
頭をかきながらついていくウィル。
7 同・広間
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