第二話 「屋敷の従者たち ~My heart’s whereabouts~」

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   一体目のアンドロイド・ロシュの胸部装甲を開き、配線を見ているレノ。    ウィルは道具をレノに運びつつ見学。 ウィル「見た目人間なのに、やっぱり中身は機械なんだな……」 レノ「ウィル、念のためグランギニョルの検査もしたい。エピタフィオスを取ってくれ」 ウィル「オッケー」    棺を開けるウィル。    だが、そこにエピタフィオスが無い。 ウィル「あれ……!?」 レノ「どうした、早くしろ」    クリシアもウィルの元へ駆けつける。 クリシア「レノさん、エピタフィオスがないです」 レノ「えっ!? メンテナンスした後に片付けなかったのか? クリシア、指示したよ  な!?」    ×   ×   ×(フラッシュ#S5)    研究室、装置の上のエピタフィオス。 レノ「メンテ終わったらそれ、しまっといて」    ×   ×   × クリシア「(ハッとし)! ……ごめんなさい。忘れてました」 レノ「もういい、作業中断。ハンナに連絡しろ」 クリシア「……はい。本当に、ごめんなさい」 8 同・応接室    ソファに腰掛け、しゅんとするクリシア。    そこへお茶を運んでくるメイド・メリル。 メリル「失礼します。このお屋敷に仕えるメリルと申します。クリシア様は飲食が可能な     
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