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スペックを搭載していると伺ったので、お茶をお持ちしました。心を込めて淹れました
ので」
クリシア「(受け取り)メリルさん、ありがとうございます。あなたはすごいですね。言
われたとおりに仕事ができて」
メリル「私は特別ではありません。アンドロイドとは、そういうものでしょう?」
クリシア「……そうですね、私がポンコツなんですよね」
メリル「ごめんなさい。そういう意味では。あなたを見ているとルアンナを思い出しま
す」
クリシア「ルアンナ……さん?」
メリル「ルアンナは、私と一緒にここで働くアンドロイドでした。あなたのようにとても
愛嬌があって、何より笑顔が素敵だった」
クリシア「お会いしてみたいです。今はいらっしゃらないんですか?」
メリル「……ええ。破壊されました。ご主人様に」
クリシア「えっ!?」
9 同・ジョセフの書斎部屋
書斎の上に置かれた、ルアンナが作ったパーツを調査するレノ。
「MADE IN」の文字を確認。
レノ「……なんだこれ?」
ジョセフはイライラしながら待っている。
ジョセフ「そんなものより、メイドたちの検査はまだなのか!?」
レノ「すいません。あなたの優秀なメイドさんたちを検査するには、同じくらい優秀な機
材が必要でして。少々準備が……」
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