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ジョセフ「そ、そうか。ちゃんとやれるならいい」
レノ「(小声で)意外とちょろいな」
ジョセフ「何かいったか?」
レノ「(焦り)いえ、なにも! それより、これを作ったアンドロイドというのは?」
ジョセフ「ああ。ルアンナか、ついてきてくれ」
10 同・倉庫
倉庫を開くメリル。
そこには、無残に顔が半壊し動かなくなったルアンナが打ち棄てられていた。
クリシア「……ひどい!」
メリル「ご主人様のご意思に反した結果です。仕方がありません」
クリシア「仕方ないで片付けていいんですか!?」
メリル「(様子が変わり)私だって、悔しかった」
と、胸ポケットから金の小さなプレートを取り出して握り締める。
クリシア「……それは?」
そこへやってくるジョセフとレノ。
ジョセフ「メリル! 何をしている!? 倉庫の片付けなど指示していないぞ!」
メリル「(プレートを慌ててしまい)申し訳ございません。お客様をおもてなししており
まして」
ジョセフ「もてなし? こんなところでか」
クリシア「ジョセフさん! なんで彼女をこんな目に遭わせたんですか!?」
ジョセフ「使えないからに決まってるだろ。代わりならまた買えばいい」
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